先日、新聞でフランス国立クリュニー中世美術館所蔵のタピスリー 「貴婦人と一角獣」 が
やってくることを知りました。
深紅をベースに全体に千花文様が散りばめられた
大きな六帳のタピスリーです。
「触覚」「味覚」「聴覚」「視覚」「臭覚」
そしてもう一枚には「我が唯一の望みに」 という謎めいた題が
ついています。
14~15世紀、フランス、ル・ヴィスト家の注文で下絵が描かれフランドル地方で織られたタピスリーは長い時間を経て
ジョルジュ・サンドによって
高く評価されその後 有名になったといわれています。
中世の美の世界に触れる良い機会と思います。
何度か訪れたクリュニー美術館は
我が家でも時々話題になる大好きな美術館の一つです。
人間国宝で染織家の志村ふくみさんの著書「語りかける花」の中に
この美術館を訪れた時の随筆が寄せられています。
「植物から色をいただく、、、」という草木染めですが、
このタピスリーもはるか15世紀の頃にどんな植物から染められたのでしょう、、、
門外不出とさえ思っていた優雅なタピスリーにまた会える日を今から楽しみにしています。
クリュニー美術館 ←
貴婦人と一角獣展 ← 4月24日~ 国立新美術館にて公開されます。
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