いつかはこの日が訪れると覚悟はしていましたが
7日に とうとう母との別れの日を迎えてしまいました。
10月末にははじめてのひ孫、瑠くんにも会えて
嬉しそうに手を差し出していた母でした。
入院後は弟、妹と交代で病院に泊まり、残された数日を看病し
看取ることができたことが、せめてもの慰めとなりました。
闘病の苦しさからようやく解き放された母は
静かに とわの眠りにつきました。
料理、花のこと、行事の心得、、まだまだ母に教えてもらいたい事が
たくさんありますがそれは叶わなくなってしまいました。
母の庭では白菊がたくさん咲いていました。葬儀の際にご近所の親しかった方から
お話しを伺った中に
母が株分けをして差し上げた白菊の花が毎年きれいに咲いて
その菊を 「Tさん」 と名付けたというのです。
花の好きだった母が嬉しそうに話す様子が眼に浮かび
私の知らない母の日常に触れ、ほっと温かいものが溢れ、心がやすらぎました。
白菊 「Tさん」 は毎年咲き続けることと思います。