2012年6月6日水曜日

こころの歌曲






土曜日の夜のひと時を
「名曲のたのしみ、、、吉田秀和、、、」 と静かに始まる
FM番組を聴くのが楽しみでした。
先月、講演会 「お話しとCD演奏、私の愛した歌」 が開かれることを知り
夫と申し込んで返事を待っていた矢先に
吉田秀和さんの訃報を知りました。
そして今日は集英社から
講演会を中止せざるを得なくなりました、という報告を
頂き、悲しみを深くいたしました。




吉田秀和さんの美術やクラシック音楽、文学などの広い分野にわたる
多数の著書や新聞紙上に寄せられたエッセイは
私などには時には難しいところも多かったのですが
その中でも
手書きの楽譜つきの解説や歌曲の表情豊かな訳詩などに触れると
不思議と音楽がぐっと身近に感じられるような気持ちになって
もっともっと聴きたい、、、と思ったものです。

CD版「永遠の故郷」は今月発売されます。
選ばれた97曲の歌と訳詩が5枚のCDに収録されているそうです。
そこからはきっと FMから流れていたような 「それじゃ、一緒に聴きましょう。」
というお声が、私の心の中に聞こえて来るような気がします。

・・・・・心からご冥福をお祈りいたします。・・・・・



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